沖縄での結婚式は沖縄の地元に住む人の結婚式とリゾートウェディングの場合がある
沖縄での結婚式、とひとくちに言っても、日本でも有数のリゾート地である沖縄県では、沖縄に住む地元の人の一般的な結婚式に招かれる場合と、沖縄県以外の新郎新婦のリゾートウェディングに招かれる場合とがあります。ゲストの服装に対する考え方は、どのような結婚式に招待されるかで異なります。
沖縄でのリゾートウェディングに出席するゲストの服装
沖縄でおこなうリゾートウェディングの服装は、招待ゲストは親族や身内に限られ、平均10名~20名程度でおこなうことが多いことから、新郎新婦の意向による部分が大きいのが特徴です。
会場もリゾート感たっぷりのビーチに面したチャペル、ガーデン、テラスなどアットホームでカジュアルなロケーションが選ばれるため、服装はリゾートらしいかりゆしウェアやかりゆしワンピース、ジャケパンスタイルやサマードレスなど、南国のパーティを盛り上げる服装が喜ばれます。
もちろん、一般的なフォーマルウェアで参加するのも問題はないため、スーツやドレスの着用も多いのですが、まずは新郎新婦がゲストにの服装に対してどのような服装を想定しているかを確認してみる、聞いてみることをお勧めします。
沖縄に住む地元の人の結婚式に出席する場合のゲストの服装
沖縄に住む人がおこなう一般的な結婚式では、ゲスト数が100名~200名ほどと非常に多いこともあり、会場はホテルの大宴会場など大きな会場であることがほとんど。 そのため、男性、女性ともに、本州でおこなう一般的な結婚式の服装マナーやドレスコードとさほど変わりはありませんが、本州と比較すると細かい部分は比較的おおらかかつゆるやかです。
沖縄のフォーマルウェアとされる「かりゆしウェア」や「かりゆしワンピース」を着用する人もいますしマナー上は問題はありませんが、若い人は比較的フォーマルなスーツやドレススタイルを選ぶ傾向が強いようです。
沖縄でのリゾートウェディングに招かれた場合のゲストの服装
沖縄のリゾートウェディングに出席するゲストの服装は、一般的な結婚式の服装に比べ、リゾートでの結婚パーティを楽しむための服装に特化した、比較的緩やかでおおらかなマナーにのっとったコーディネートが主流です。
沖縄リゾートウェディングの男性ゲストの服装
・かりゆしウェア+スラックス
・スーツ
・ジャケパンスタイル
沖縄でのリゾートウェディングの男性ゲストの服装は、かりゆしウェアにスラックスやジャケパンスタイルなど、身内だけのアットホームな結婚式をイメージした、スマートカジュアル寄りの服装が主流となっています。
沖縄リゾートウェディングの女性ゲストの服装
・かりゆしワンピース
・サマードレス
・フォーマルドレス
沖縄でのリゾートウェディングの女性の服装は、南国をイメージした明るい色合いや南国らしい花柄のドレスやワンピースなどが喜ばれる傾向です。
特に、ブライズメイドを意識して女性ゲスト同士でお揃いのかりゆしワンピースを揃えて着用したり、明るいカラーのドレスを着用するなど、ハワイでのリゾートウェディングのような服装が好まれ選ばれています。
沖縄リゾートウェディングの両家両親の服装
・かりゆしウェア、かりゆしワンピース
・父親はスーツまたはジャケパンスタイル
・母親は明るいフォーマルドレス
沖縄でのリゾートウェディングの両家の親の服装は、本州の一般的な結婚式とは異なり、慮家の親にあまり負担をかけず、暑苦しくない洋装スタイルを新郎新婦が用意するケースが多いようです。結婚式に着用してもらうかりゆしウェアやかりゆしワンピースを用意したりプレゼントするケースも良くみられます。
沖縄リゾートウェディングの子どもの服装
沖縄でのリゾートウェディングの子どもの服装は、比較的おおらかですが、子どもが暑い気候でも快適に過ごせる、涼しくしめつけのない服装が選ばれます。親子でお揃いのかりゆしウェアやかりゆしワンピースにしたり、夏用のワンピースやシャツとパンツに蝶ネクタイをあしらうなど、ラフでもパーティらしく見える服装が好まれている傾向です。
沖縄に住む人の地元の一般的な結婚式に招かれた場合のゲストの服装
沖縄に住む地元の人の結婚式に招かれた場合には、パーティに招待されるゲスト数の規模や場所にあわせ、服装を考える必要があるでしょう。沖縄らしいフォーマルのかりゆしウェアやかりゆしワンピースなどの着用もOKですが、どちらかというと地元の結婚式ではスーツやフォーマルドレスなど本州での一般的な結婚式と同様の服装を選ぶ人が多い傾向です。
男性ゲストの服装
・フォーマルなスーツ
・沖縄フォーマルであるかりゆしウェア
・ジャケパンスタイル
沖縄に住む人の一般的な服装は、本州でおこなう結婚式とさほど変わりはなく、ブラックスーツやダークスーツであることがほとんどです。沖縄のフォーマルウェアであるかりゆしウェアを着用する人もいますが、比較的中高年の男性が選ぶ傾向が強いようです。若い年代はスーツを着用、またはジャケパンスタイルにすることがほとんど。
スーツの場合は沖縄の暑い気候に対応するために、夏用のブラックスーツ、またはダークスーツを着用したほうが良いでしょう。
ただし、沖縄の気候は冬は相応に寒い日もあるため、服装は通年用のスーツにする、ジャケパンスタイルにするかりゆしウェアの上にジャケットを羽織るなど、適度な防寒対策が必要になります。
女性ゲストの服装
・夏用のフォーマルドレス
・サマードレス
・かりゆしワンピース
沖縄で地元の方の結婚式に参加する場合、女性はフォーマルドレスやサマードレスなどを選ぶのが一般的です。黒など重たい色のドレスや服装はできるだけ避け、明るい気候にあった色合いの服装がおすすです。羽織ものは気候にあわせ、春~秋の期間はノースリーブでも沖縄の結婚式では問題はありません。ただし、1~3月は沖縄とはいえ肌寒い気候の日も多いため、羽織ものを持参したほうが良いでしょう。
両家両親の服装
・父親はタキシード、または紋付袴など
・母親はブラックドレス、または留袖など
沖縄の地元でおこなう一般的な結婚式では、両家の両親は、本州でおこなわれる結婚式と同様、フォーマルな服装を選ぶことが多い傾向です。
もちろん、かりゆしウェアやかりゆしワンピースなど沖縄らしいフォーマルスタイルを選ぶことも可能ですが、どのような結婚式のパーティなのかを新郎新婦とよく話し合い服装を選びましょう。
子どもの服装
子どもが一般的な地元の結婚式に出席する場合、制服があるような年齢や学校であれば、制服の出席で問題はありません。小さい子どもは自分で体温の調節がまだ上手にとれない年齢なので、締め付けがなく、沖縄の気温に合わせた涼しい服装を心がけましょう。
子どもを可愛くしたい、と花嫁より目立つようなドレスなどの服装は厳禁です。
沖縄の結婚式、リゾートウェディングの服装やドレスコードは主催者である新郎新婦に確認を
沖縄の結婚式は、地元の人がおこなう一般的な結婚式も、リゾートウェディングも服装に関しては、マナー的にはゆるやかでおおらかな部分が多い反面、本州の人にとっては馴染みのない服装やマナーやドレスコードについて迷ってしまうこともあるでしょう。
結婚式をおこなう会場の雰囲気や、新郎新婦がゲストにどのような服装を望んでいるかを確認するのが一番安心して服装を選べる基準となるはずです。